スニーカーは、すべて洗濯機で洗えるわけではありません。まずメーカーの商品情報やお手入れ方法を確認し、「洗濯機洗い可能」と判断できる靴かどうかを確かめることが大切です。
洗濯機に対応しているスニーカーなら、泥や砂を落とし、必要に応じて靴ひもや中敷きを外してから、メーカーの指示に沿って洗います。一方、レザーやスエード、洗濯機洗いを推奨していない製品、洗濯可否を確認できない靴は、安易に洗濯機へ入れず手洗いを選びましょう。
この記事では、スニーカーを洗濯機で洗ってよいかの判断基準から、洗える場合の手順、避けたい靴や失敗例まで順番に解説します。
スニーカーを洗濯機に入れる前に確認する3つのこと
スニーカーを洗濯機に入れる前は、「メーカーの指定」「靴の素材・構造」「洗濯機側の条件」の3点を確認します。見た目が一般的な布製スニーカーでも、それだけで洗濯機に対応しているとは判断できません。
最優先はメーカーのお手入れ方法
まず、靴の箱やタグ、メーカーの商品ページ、お手入れ方法を確認してください。
メーカーによって洗濯機への考え方は異なります。たとえば、SKECHERSには公式サイトで「洗濯機洗い可能」と案内されているシューズがあります。
一方、Nikeは公式のお手入れ情報で、シューズを洗濯機で洗うことを推奨しておらず、適切な方法での手洗いを案内しています。
つまり、「スニーカーなら洗える」「布製なら洗える」と一括りにするのではなく、その製品についてメーカーがどう案内しているかを確認するのが基本です。 あわせて、スニーカーの中敷きの手入れも参考になります。
素材だけでなく接着や装飾も見る
アッパーの素材だけでなく、接着部分、プリント、装飾、パーツなども確認しましょう。水や回転による摩擦が加わることで、接着部分の劣化や装飾の傷みにつながる可能性があります。
また、自宅の洗濯機で靴を洗ってよいかについても、使用している洗濯機の取扱説明書を確認してください。靴側が洗濯可能でも、洗濯機側の使用条件に適合するとは限りません。

洗濯機に向くスニーカー・避けたほうがよいスニーカー
もっとも判断しやすいのは、メーカーが明確に「洗濯機洗い可能」としている製品です。逆に、メーカーが洗濯機を推奨していない靴や、レザー・スエードなどデリケートな素材は、洗濯機を避けるのが基本です。
| 靴の状態・表示 | 判断の目安 |
|---|---|
| メーカーが洗濯機洗い可能と明記 | 指定された方法で洗濯を検討できる |
| メーカーが洗濯機を非推奨 | 手洗いを選ぶ |
| 天然皮革・スエードなど | メーカー指定のお手入れ方法を優先する |
| 洗濯可否が確認できない | 無理に洗濯機へ入れず手洗いを優先する |
メッシュやニットでも洗濯機OKとは限らない
特に注意したいのが、メッシュやニット素材です。柔らかく水洗いできそうに見えても、洗濯機に対応しているとは限りません。
NikeはNike Flyknitなどのメッシュシューズのお手入れについて、素材がデリケートであるため洗濯機ではなく手洗いを案内しています。
そのため「メッシュ=洗濯機」「キャンバス=洗濯機」と素材名だけで決めず、製品ごとの指示を確認してください。
洗濯機で洗えるスニーカーの洗い方
メーカーが洗濯機洗いを認めている場合でも、そのまま洗濯槽へ入れるのは避けましょう。泥や小石を取り除き、靴の仕様に合わせて準備してから洗います。

※画像はイメージです
基本的な流れは次のとおりです。ただし、実際の水温・コース・洗剤などは必ずメーカーの指示を優先してください。
- メーカーのお手入れ方法を確認する
洗濯機対応の製品であることと、指定されている洗い方を確認します。 - 靴底についた泥や砂、小石を落とす
乾いた泥はブラシなどで先に落とします。靴底の溝に小石が挟まっていないかも確認しましょう。 - 外せる靴ひもや中敷きを外す
取り外しについても製品の指示を確認します。中敷きには洗濯機非対応のものもあります。 - 指定がある場合は洗濯ネットに入れる
ネットを使う場合も、「ネットに入れればどのスニーカーでも安全」という意味ではありません。 - 指定された条件で洗う
水温、洗剤、洗濯コースなどをメーカーの案内に合わせます。 - 形を整えて十分に乾かす
洗濯後は靴の形を整え、製品に適した方法で中まで乾燥させます。
乾燥機まで自動で使わない
洗濯機で洗える製品でも、乾燥機まで使用できるとは限りません。
Nike公式のシューズのお手入れ方法では、乾燥機の熱でシューズが変形する可能性があるとしており、自然乾燥を案内しています。
「洗濯機対応」と「乾燥機対応」は別に考え、乾かし方についてもメーカーの指示を確認しましょう。
素材や靴の状態によって洗い方を変える
同じスニーカーでも、素材や構造によって水・摩擦・熱への強さは異なります。メーカーの指示を確認したうえで、素材や状態に応じて洗い方を変える必要があります。 あわせて、スニーカーの正しい洗い方で手順を確認できます。
| 素材・状態 | 主な注意点 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| キャンバス・布系 | 色落ち、接着部分、プリントなどを確認 | メーカーが洗濯機対応としているか確認 |
| メッシュ・ニット系 | 摩擦や型崩れに注意 | 素材名だけで洗濯機OKと判断しない |
| 天然皮革 | 水による変色・硬化などに注意 | 革用のお手入れ方法を優先 |
| スエード | 水分や摩擦による風合い変化に注意 | メーカー指定のケアを優先 |
| 装飾・特殊加工がある | 剥がれや傷みの可能性 | 個別の取扱方法を確認 |
また、購入時には洗濯機対応だった靴でも、長期間使用して接着部分が弱っていたり、ソールが剥がれかけていたりする場合は注意が必要です。表示だけでなく、洗う前に靴全体の状態も確認しましょう。
スニーカーを洗濯機で洗うときに避けたい失敗
洗濯機対応のスニーカーでも、事前準備や乾燥方法を誤れば傷みにつながる可能性があります。特に、確認せず洗うことと、強い熱で一気に乾かすことは避けましょう。 乾かし方については、スニーカーの乾かし方で手順を確認できます。
泥や小石を付けたまま入れない
泥や砂、小石が大量についたまま洗濯機へ入れるのは避けます。汚れを落としにくくなるだけでなく、靴や洗濯機への負担にもなります。 あわせて、靴の防水スプレーの使い方も参考になります。
目立つ泥は乾かしてからブラシで落とし、靴底の溝まで確認してから洗濯してください。
漂白剤や強い洗剤を自己判断で使わない
白いスニーカーだからといって、漂白剤を追加すればよいとは限りません。素材、接着剤、プリント、色柄などによっては変色や劣化につながる可能性があります。
洗剤の種類や使用量についても、靴メーカーや洗浄用品の表示に従いましょう。異なる洗浄剤を自己判断で混ぜる方法は避けてください。
また、早く乾かしたいからと高温の乾燥機やドライヤーを使用すると、素材や接着部分を傷める可能性があります。乾燥方法も洗濯方法と同じように製品の指示を優先します。
洗濯機で洗えない靴は手洗いかスニーカー専用機を選ぶ
洗濯機対応を確認できない場合は、無理に家庭用洗濯機へ入れず、メーカーが案内する方法で手洗いするのが基本です。洗う手間を減らしたい場合は、靴専用に設計されたコインランドリー設備も選択肢になります。
迷った場合は手洗いに切り替える
Nikeのようにメーカー自身が洗濯機を推奨していないブランドもあります。この場合は、通常の衣類と同じ感覚で洗濯機に入れるのではなく、柔らかいブラシや布などを使った手洗いを選びます。
汚れが一部分だけなら、靴全体を水に浸けず、まずその部分だけを手入れできないか確認する方法もあります。
コインランドリーでは「靴専用機」か確認する
コインランドリーで洗う場合も、通常の衣類用洗濯機ではなく、スニーカー専用機が設置されているか確認しましょう。
AQUAのスニーカーランドリーは、スニーカー用のブラシや専用洗剤を備えた靴専用設備です。ただし、公式には革靴やスパイクなど金具が付いたものは洗わないよう案内されています。
専用機だからどの靴でも洗えるわけではありません。利用するコインランドリーの表示と、靴メーカーのお手入れ方法の両方を確認してください。
スニーカーの洗濯機洗いに関するよくある質問
スニーカーを洗濯機で洗うと壊れたり型崩れしたりしますか?
可能性はあります。メーカーが洗濯機を推奨していない靴や、デリケートな素材、接着部が劣化した靴などは、回転や水分によって型崩れや素材の傷みが起こる場合があります。まず製品ごとのお手入れ方法を確認してください。
ドラム式洗濯機でもスニーカーを洗えますか?
「ドラム式なら洗える」と一律には判断できません。靴が洗濯機洗いに対応しているかを確認したうえで、使用している洗濯機の取扱説明書でも靴を洗えるか確認してください。どちらかで禁止されている場合は使用を避けましょう。
スニーカーを洗濯機で洗ったあと乾燥機に入れてもいいですか?
洗濯機対応でも乾燥機対応とは限りません。高温によって素材や接着部が傷んだり、靴が変形したりする可能性があります。乾燥方法はメーカーの指示を確認し、指定がなければ安易に高温乾燥しないようにしましょう。
まとめ|スニーカーは洗濯機に入れる前に対応可否を確認しよう
スニーカーは、すべて洗濯機で洗えるわけではありません。最初にメーカーの商品情報やお手入れ方法で、洗濯機洗いに対応している製品かを確認することが重要です。
- メーカーが洗濯機対応としているかを最優先で確認する
- 布・メッシュなど素材名だけで洗えると判断しない
- 泥や小石を落とし、指定された方法で洗う
- 洗濯機対応でも乾燥機が使えるとは限らない
- 判断できない場合は手洗いを優先する
「洗濯ネットに入れれば大丈夫」と考えるのではなく、靴と洗濯機の両方の取扱方法を確認してから洗うことが、スニーカーを傷めにくくする基本です。



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